三井物産向け次世代LNG運搬船を2隻受注

2015年01月29日

株式会社MI LNGカンパニーは、三井物産株式会社向けに次世代LNG(液化天然ガス)運搬船2隻を受注しました。
当社が北米産シェールガスの輸送用に初めて受注したLNG運搬船で、三菱重工業株式会社(以下、三菱重工業)が開発した船体構造の効率化やハイブリッド推進システムの採用などにより、 LNG搭載量や燃費性能を大幅に向上させた船型が採用され、完成・引き渡しは2018年と2019年を予定しております。

このLNG運搬船は、長さ297.5m、幅48.94m、深さ27.0m、喫水11.5mで、信頼性の高いMOSS方式※1の球形タンクを改良して上半球部分を膨らませたリンゴ形状タンクを4基搭載。 タンク総容積は17万7,000m3で、三菱重工業では当社からの発注に基づき、長崎造船所(長崎市)にて建造します。

当社は、三菱重工業および今治造船株式会社との連携を緊密にして、輸送能力と燃費性能・環境性能に優れた次世代LNG運搬船に対する需要を幅広く掘り起こし、激化する市場競争での優位確保に力を注ぎ、国内外のLNG輸送業界に貢献していきます。

※1 自立球形タンクを円筒形の支持構造(スカート)で船体に固定する方式。